『ひとりりしり』 3.名前いろいろ
それから路線バスで北上し 幌延へ向かった
地元の学生たちの乗り降りする姿を眺めつつ
自分が彼らだったらどんな生活を送るのだろうと考えつつ
バス停とバス停の距離が予想のつかない遠さになりつつ
47回もバス停に止まるという2時間半の苦行に耐え
JR幌延駅到着
そこから電車で音威子府村の友人宅へ
私しか乗客のいない電車
擬人化された動物たちがそのうち乗車してきそうな気配
作品が展示してあるところに行った
エコミュージアムとかオサシマセンターとかアトリエ3モアと色々な呼び名があって最初何ヶ所か施設があるのかと思ったら
施設はひとつしかなくて本当の名前はどれやねん!
と思っていたらどうやらそこは
エコミュージアムおさしまセンターBIKKYアトリエ3モア
という名前で
一瞬の衝撃を経て全部本当の名前と了解!
彫刻のうちいくつかはスーパーとてつもなく写実的で
崇高で精巧なオモチャであるように見え
それが触りたいという欲求を湧かせてくるような感じだった
それがわかっていたのか作品は触っていいということみたいで
むしろ触って感じてほしいということで私は触ったり持ったりしてみた
ほかにも素描や設計図のようなものなども展示してあり
併設されてるカフェにはたくさんの本も置いてあって
私は1ヶ月の間毎日ここへ通ってもいいなと思った
美しい模様の描かれた図
エビだよ!