『ひとりりしり』 あとがき

嫌な思い出もやはり時間が経てばおかしい話になっているもので
とにかく何も起こらない予定どうりの旅行というものが一番つまらないのかもしれなくて
出会いやハプニングがやっぱり醍醐味であるのだね
じゃあ年をとって死ぬときも生きている間どんな嫌な出会いや出来事があっても
良い人生だったと思えるものなのかしら

今回の利尻のキャンピングクライミングマウンテンは
結局はお金がないからキャンプすることにして
誰も一緒に行く人がいないから一人で行くことにして
せっかく行くなら足を伸ばしてってゆー結構単純且つ明確な理由でしたね

理由がわかったところでさて次はどこに行こうかなと今は全然ならないのが不思議
私をギリギリのところで支えているのは旅だと思っておりまして
どこかに行きたいっていう思いだけが未来を支えていた
けれど今本当にどこにも全然出発できなくて
思い起こしていろいろ書いてみたら旅立つ気分になってくるかと思って
書き始めたというのもあるのだけれど
というかそういう背景ありきで理由を探っていたのだけれど
なんか今はちがうのかなあー
たぶん何かそろそろ行き当たりばったりじゃダメなのかなー

というか単純にどうやってお金を稼いで行くのか
これから生きていくのかを考えなければならない
それならあんた絶世のブサイクってわけじゃないんだから
結婚したらいいじゃないのよってなるのかもしれないけれど
それが出来たらたぶんその前に普通に働ける健全な精神を持ち合わせているよね
毎日考えているけど
自分の良心が指し示す方向にしたがって生き抜く方法がわからなくて
こうしたらきっとある程度普通に生きていけるだろうというのはあるのだけれど
果てしない正義感がそれを許してくれなくて
あせってはいけないいけないと思いながらも
そわそわ

とりあえず行程をいろいろ書いてみたのだけれど
１年経っても意外と覚えてるなあと思いました
あと最初書き出しは楽しかったんだけど
だんだん書いていて面倒になってきたりとかして
書き続けるって大変だなーって思いました
でも書いているあいだは不明未来について考え込むのを止められるので
精神的に健康な感じでした
肉体的にはまぎれもなく不健康！
自分の為に文章を書いているにもかかわらず
みんな読んでくれているのかななんてすっごい気になってきちゃったりしました
どうでもいいといえばどうでもいいこの文章を読んでくれた方がいてくれることは
とても嬉しいです

ということでしばらく更新はなさそうだよ